残念ながら、社会にはMLMが違法犯罪組織であるという誤解や、
強引な勧誘をしたり不要な商品を売りつける集団だという
偏見があることは否めません。
 

原因1 ねずみ講や悪徳マルチ商法の隠れ蓑になっている

MLMに限らず、法の隙間を縫って儲けるために、
表向きは合法を装って人を騙すのは詐欺の常套手段です。
ねずみ講や悪徳マルチ商法は、MLMを隠れ蓑にした詐欺行為です。
 

ねずみ講(無限連鎖講)は、例えば、入会金を払えば、
新会員の入会金の一部を受け取る権利が与えられるといって勧誘します。
会員は、自分が払った金額を上回る資金を回収しようと、
さらに新会員を勧誘します。こうして同じことが無限に繰り返され、
いずれ破たんします。

悪徳マルチ商法は、文字通り、悪徳なMLMです。
MLMと同様に口コミで商材の販売網を広げていくのですが、
価値のない物品や実体のないサービスが高額で取引されます。
 

ねずみ講も悪徳マルチ商法も、
金品の回収を目的とした金品配当組織であり、
無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されています。
手口は巧妙で、実体のない事業でも、
あたかも実体があり利益が上がっているように説明したり、
検討する時間を与えないために、この場で契約する必要があると迫るなど、
まさに悪徳です。
 

あまりに巧妙な場合、騙された人が、騙されたことに気付かず知人を紹介し、
加害者になるという悲劇も起こり得ます。
 

このように、犯罪組織であるねずみ講や悪徳マルチ商法がMLMを装うため、
MLMビジネスは怪しい、危険だという誤解の原因になっていると考えられます。 

健全なMLM企業は、

  • 商材に実体と価値があり
  • その価格が常識的であり、
  • 報酬プランは明白に示され納得のできるものであり
  • 全てのメンバーに平等なチャンスが与えられます

一部の上位会員のみが利益を得られるような構造にはなっていません。
また、ねずみ講や悪徳マルチ商法のように、破綻に向かうことはありません
健全な組織ですから、持続、成長できるのです。 

原因2:企業は健全でも、活動グループの方針に問題がある場合

ネットワークビジネス=強引な勧誘、商品の押しつけ
というイメージを持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ねずみ講や悪徳マルチ商法は、統括組織そのものが違法なのですが、
企業組織が健全でも、担い手であるメンバーやグループの行動が
問題である場合があります。
 

  • 強引な勧誘
  • 意図的に事実と異なる説明をしたり(不実告知)
  • 伝えるべき説明をしない(事実不告知)
  • 威迫によってクーリングオフを妨げる
  • 断りにくい雰囲気を作る 

などの行為は禁止されていますが、迷惑を顧みず、
利益を得ようとするグループや個人がいるのは事実です。
最初から騙す意図を持っていて明らかに悪質な場合もありますし、
禁止事項についてきちんと理解していないメンバーの不勉強が
原因のこともあります。

このような残念な現状が、
MLMビジネスに対するマイナスイメージの原因になっていると言えます。
しかし、問題行為を行うのは一部であり、多くのメンバーは誠実に良識的に
活動を展開しています。

原因3 楽して稼げるという誤解

少数ではありますが、MLMビジネスで大成功する人がいます。

もしかしたら、こういった成功者の話が、金儲けのための組織だとか、
MLMビジネスは楽に稼げるという誤解を呼んでいるかもしれません。
 

これは大きな誤解です。
高額の収入を得ている人は、それなりに時間も労力もかけて努力をしています。
簡単には高額の収入は得られませんし、楽に儲けることはできません。

ネットワークビジネスは、努力して、成果を上げることができれば、
相応の報酬が得られるという、まともなビジネスです。
努力が成果として現れるまでに時間も労力もかかりますが、
その成果が長続きすれば、成果が続く限り報酬を受け取れます。
これがいわゆる「権利収入」です。
労働力を先行投資することによって、
後に報酬を長く受け取れるような仕組みなのです。

MLMは誰でも参加できる上に、初期費用があまり高額ではないこともあり、
楽して稼げるという期待を持って安易に参加して、
あまり努力をせずやめてしまうという、もったいない人が多くいます。

魅力的な仕組みではありますが、楽に稼げるビジネスでもありません。
是非、きちんと内容を理解して、納得の上始めていただき、
始めたら、諦めずに続けていただきたいと思います。